エルジンレディースウオッチの電池交換

今では大衆向けの時計ブランドとして、その名が定着しているエルジン(ELGIN)だが、かつてはアメリカの高級ブランドとして名を馳せた時代もあった。1960年代後半に会社は一旦消滅し、その後日本の会社がライセンス生産をはじめ、今に至る。

写真はその新生エルジン(ELGIN)のレディースウオッチで、日本製のクオーツ時計、型番は「16-198」。販売されてから既に時を経た時計だが、同じく日本製の良質なムーブメント(2石)が内蔵されており、未だに問題なく動作する。一応「Water Resistant」と記されてはいるが、裏蓋は「はめ込み式」で、高い防水性能を期待するのは困難だ。

ELGIN

その裏蓋だが、開けるには「こじあけ」と呼ばれる専用ツールを使用する。時計本体と裏蓋と間にある隙間部分にヘラを差し込み開けるのだが、本機の隙間は極めて狭く、その場所さえも分かり辛い。一見して六時の位置にありそうに思えるが、実は一時から二時のあたりにその隙間が存在する。

「こじあけ」には先端が異なるいくつかの種類がある。手持ちのツールの先端には隙間が狭すぎる場合には、時計とは一見無関係な道具を応用してみるのも一案だ。よく代用されるのが精密ドライバーだが、本体に傷を付けやすく、推奨できるものでは決してない。考えられる道具のひとつが、絵画に用いるペインティングナイフで、筆者はそれを用いて、この種の時計の裏蓋を開けている。

裏蓋を開ける理由のほとんどは電池交換によるものと思われるが、本機の電池には一般的な「SR626SW」が採用されている。

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